息苦しさ

コロナで楽しみなイベントが尽く潰れる一方で辛い1年はその足音を日に日に大きく鳴らしている  重ねた罪の精算か、業などと一言で片付けられればどれほど楽だろうとか、考えるだけ無駄かもしれない

 

バイトを探してるだけで3月も終わりそうになってきた  1月2月、1日も働いていないせいで金が全くない  テストと免許合宿があったから仕方ないのだが  来年度は学費以外の必要な金を自分で稼いで賄わねばならない  塾講バイトの面接結果が一向に来ない  向こうもゴタゴタして忙しそうだ

 

以前より眠れない夜が減った  しばらく胸につかえていたわだかまりは今では面影もなくなった  忘れたいことをようやく忘れられるようになった  小さく見えて大きな一歩だった

 

好きなことだけ考えて生きていたい  生きていける気がしてきた  嫌いなものは見ないように、逃げて逃げて生きていけば、思いの外好きな物だけと生きていけることに気づいた  自分は自分にしか救うことが出来ないと今更ながら思い出した

 

久しぶりに寝れない夜を迎えた  空は街の光でほんのり明るくて、そんな窓の外を見る度暗い闇に落ちていけずそわそわしている自分の体に意識が持っていかれて、気付けばiPhoneの明かりを求めてしまっていた